もしも。Girl編


ある日の朝。7時少し過ぎのこと。
昨夜も甘ーい時を過ごした圭と怜は、一つのベットの上で、圭が怜を抱きしめるように眠っていました。しかし、きゅっと圭が怜を抱き締め直した時、ふにゅ…とした感触が…。ハッとして圭は目を覚ましました。

「………;」

圭は自分の目を疑ってしまいます。
今、自分が抱き締めているのは『怜』のはずなのに、腕の中にいるのは『女の子』だったのです。
あどけないような、無垢な寝顔。少し伸びた短めの髪、眉下のピアス、口に4つのピアス、順を追って『女の子』を見て、圭は思いました。

「……怜?;」
「んっ…ぅ〜…」

『女の子』が身じろぎしました。眠たそうに手の甲で目を擦ってから、ぱちりとしたやはり『怜』と同じ目が圭を見ました。
それからふんわりと笑顔を作って。

「ぉはょ…けぇ…」
「…誰…?」

「…………ふざけてんのぉ?」
「…あー…怜か…やっぱり…」

怜は意味が分からなくてただただ圭を見つめるだけ。
圭は(怜にとって)突然、ふにゅりと少し大きめの形のいい怜の胸を触りました。

「ひゃっ…ぇ……何これ…;;;」
「お、結構ある」

反応は様々。

「はぁぁあ?!何なのこれ!!ってか…俺ったら女の子になってるぅ??!」

怜はプチパニック状態ですが、圭は満更でもなさそうです。
怜は勢いよく跳び起き、履いた記憶のないパンツをそろりとめくりました。

「あー;!!ねぇし!まじ俺女!?」

怜は涙目で胸を揉んでいる圭を見ました。

「身長の割にはでかいんじゃね?」
「…はぁ…けぇ好きだょね…女の子…」
「まぁ…でも怜だし?ってことで…」

圭は怜を押し倒し、揉んでいた胸をちゅっと吸い上げました。

「ぎゃっ…ちょっ…けぇ…;;;?」
「何?」
「する…の?俺…今、女なんだけど…?」
「怜は怜だし?」








「ぁぅー腰痛ぃょぉ(ノД`)血がぁ…」

淡い水色のシーツの上には紅色と白色が点々とした斑模様。

「ごちそぉさまでした(笑)」
「けぇ…激し過ぎ…まだ入ってる感じするんだけどぉ〜;?」

怜はきゅっと足を閉じてから、圭を睨み付けました。効果はないようですが…。
圭は欠伸を噛み殺してから怜の額にキスを贈りました。

「一緒に出掛けてやるから…」
「まじ?!ゃった(>∪<)着替ぇてくんね!けぇも用意して!」

きゃっきゃっと楽しそうにベットから降り、着替えを始めました。
それから、二人でぶらぶらと買い物をしたり御飯を食べたり、楽しくデートしました。


翌日には、怜の体は元に戻っていました。

オマケ。。。
昨日の会話。
「怜ー!!」
「ぁ、万ちゃん。なぁに?」
「はい、これあげるvvv」
「飴??ゎぁーぃvv」


「晃君、圭にばれないかな?」
「大丈夫。喜ぶだけから。。。」


END


犯人は万ちゃんです。そして、シリーズ化。
空いてるとこは、そーゆーシーンです。
書いてないのでないですよ??

2004/9/19   .t